①けんちょう【山口県の郷土料理(大根、卵、豆腐、豚ひき肉入り)】
②『国産ぶっかけおかず生姜』【(株)すが野 製】
③『若めかぶとろろ』【(株)カネキ吉田商店 製】
④なめこのみそ汁【味噌は沖縄県糸満市(株)赤マルソウ 販売『米と麦のあわせみそ』(調合みそ)】
⑤じゅーしぃ【『じゅーしぃの素』(株)沖縄ホーメル 製、米は長野県米沢産『基之米』を使用】
今朝は久々に山口県の郷土料理である「けんちょう」でした。
まあ、大根と豆腐が入っていれば、大体「けんちょう」になると思います。
それよりも、今朝はいつもに比べて品数が少ないように思います。実際少ないのですが、その理由はごはんを沖縄の炊き込みご飯である「じゅーしぃ」にしたからです。まあ、他にはそんなにご飯の供は必要ないだろうという理由からですね。
「じゅーしぃ」は沖縄土産で買ってきた『じゅーしぃの素』で作りました。
簡単でした。
普通にお米にこの『じゅーしぃの素』を加えて炊くだけですからね。
この『じゅーしぃの素』は「沖縄ホーメル」の製品でした。
「ホーメル・フード」はアメリカの会社で「SPAM」で有名ですよね。「沖縄ホーメル」は、まだアメリカの占領下にあった1959年に創業し、「ホーメル・フード」と提携して、当初は加工食品の輸入販売をしていましたが、その後自社生産を始めていった、ということです。
アメリカの味を受け入れ、そこに沖縄の食文化を加えて、まさにこのような独特なチャンプルー文化を作り上げてきたのでしょう。
戦争という悲惨な歴史の中で、ある意味たくましく育ってきた食文化の歴史とも言えるかと思います。
そして、沖縄をもうひとつとして、みそ汁の味噌『米と麦のあわせみそ』も那覇のスーパーで買ってきたものです。
ところが!これ、みそ汁を作る際に初めて気づいたことですが、この味噌を作っているところは、なんと大分県だったのです。
販売している「(株)赤マルソウ」という会社は、1950年創業の味噌醤油製造業で、沖縄では老舗の会社でした。
もしかしたらこの味噌は、沖縄では最もポピュラーな味噌なのかもしれません。
でも作っているところは沖縄じゃないんですね。
いやあ、でも今の時代、こんなことは普通によくあることなのでしょう。
その土地でしか作れない食品とか、そういうものだけを求めるというのは、それこそ時代が求めている食の多様性とも異なるのかもしれません。
これもある種のチャンプルー文化とも言えるのでしょう。
いやあ、朝メシ食べながら、仰々しく日本の食文化を語るとは…いや、チョット恥ずかしくなります。
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